サンタクロース
大体、サンタなんて姿を見たこともないし、
世界中のどの家でも煙突がある訳じゃないだろ?
それに僕は、1度だって本当に欲しかったものをもらった事がない。
いつだってちょっとズレてるんだ。
どうせ両親がサンタのフリしてプレゼントをくれてるんだろ?
僕は、全くサンタクロースを信じていなかった。
でもある年、僕はサンタクロースの秘密を知る...。
サンタクロースは確かに存在した。
それもかなり近くに....
そうして僕は、サンタになることにした。
あれから何年経ったのだろう。
今年もこの日がやってきた。
「さて、行くぞ!」
僕はトナカイ達を引き連れて、夜空に向かって飛び立った。