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つだみつぐ
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novelistID. 35940
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男性支配

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だけれども、明日香。
決して同じ過ちを繰り返さないで。時間をかけても、パートナーとの間に、まともな対関係を作り上げて。
まず、何もかも話せる相手であること。口にしにくい性欲のことも含めて。
男性にとっては難しい、弱みを見せてくれる男性であること。
「こんなことを言えば、相手にどう思われるだろう」と心配する必要のない関係を作ること。「女らしく」「男らしく」振る舞わない場であること。つまり、男が「強くたくましく」振る舞わず、女が「可愛く」振る舞わない場であること。
自立した、自由な人間同士として、まっすぐ向かい合うこと。縛り合わないこと。
「男らしく」振る舞うこと、「支配」することに飽き飽きしている男性は、いる。ただ、それをやめる方法を知らないだけ。
ねえ、男性にとって、このシステムから自由になる方法、つまり、まともな人生を送る方法は、たった一つしかないんだよ。それは、このシステムから自由であろうとする女性と出会い、彼女と連帯すること。ともに新しい関係を築く努力をすること。
だから、あなたがパートナーに、わたしを支配するのをやめて、わたしの全部をそのまま受け入れて、ということは、彼にとっても解放なんだよ。彼が自分自身を生きる手助けをすることになるんだよ。
それに対して、わがままな女、自己主張ばかりの女、と感じる男には、そう思わせておけばいい、あなたはその男には用がない。

作品名:男性支配 作家名:つだみつぐ