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てんこうせい

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てんこうせい





きよしくんががっこうへゆくと、たんにんのまつもとさやかせんせいがすばらしくかわいいおんなのこを、みんなにしょうかいしました。
「みなさん。きょうからあたらしいおともだちがてんにゅうしてきました。さいとうねねこちゃんです。みんなでなかよくしましょうね。ねねこちゃんがごあいさつしますよ。みんなしずかにしてください」
「さいとうねねこです。わからないことばかりなので、いろんなことをおしえてくださいねね」
「あっ!いきなりねねこちゃんがだじゃれをいったねね」
 クラスいいんのよしだしょうたくんがそういうと、みんながわらった。
「さいしょからいいふんいきだわ。ねねこちゃん。なかのきよしくんのとなりのせきでおべんきょうしましょうね。なかのくん。しんせつにしてあげてね」
「はいせんせい。ぼくはめんくいだからしんせつにします」
 なかのくんがそういうときょうしつのなかはわらいごえがあふれでてすきまがなくなりました。
「せんせい。わらいすぎていきがくるしくなりましたねね」
 よしだくんがそういうときょうしつのなかはきゅうにしずかになりました。
「ねねこちゃん。ぼくのうちにはすごくかわいいこねこがいたんだ。だけど、このまえのえんそくのひのあさ、くるまにひかれてしんじゃったんだ」
 そういうと、なかのくんはないてしまいました。
ねねこちゃんもいっしょになきました。ほかのこたちもなきました。せんせいもなきました。
がっこうがおわるとなかのくんとねねこちゃんはいつもてをつないでげこうしました。ねねこちゃんはうたがじょうずでした。べんきょうもできました。なかのくんはいつもおしえてもらっていました。
よしだくんはふたりをひやかしましたが、いじわるではありませんでした。
ねねこちゃんはいつもつめきりをもっていてつめをきっていました。ほかのおんなのこたちはどうしてつめをきってばかりいるのかと、ふしぎそうでした。
よしだくんは「おれだってつめきりをもっているぞ」といってねねこちゃんをかばいました。
さやかせんせいはつめがのびているこはねねこちゃんをみならいなさいといいました。
なかのくんもつめきりをもっていましたが、ないしょにしていました。
つぎのとしになるとおとうさんがてんきんすることになり、ねねこちゃんはどこかとおいところのがっこうにてんこうすることになりました。
おわかれかいのとき、ねねこちゃんはなきました。なかのくんもなきました。よしだくんもなきました。ほかのみんなもなきました。さやかせんせいもなきました。
「おれ、ねねこちゃんをおれのおれのおよめさんにしたかったんだ」
 よしだくんはそういってなきました。
「ぼくだってねねこちゃんをおよめさんにしたかったんだ」
 なかのくんもそういってなきました。
 
 ふゆがおわってはるになると、なかのくんのところにねねこちゃんからてがみがとどきました。

 なかのくんおげんきですか。わたしはてんごくからこのてがみをかいています。わたしはえんそくのひのあさ、くるまにひかれたこねこのねねちゃんです。かみさまにおねがいしてにんげんにしてもらったねねちゃんです。なかのくんがあんまりかなしそうだったので、かみさまにおねがいしてにんげんにしてもらったのでした。なかのくんはやさしくてりっぱなこころのおとなになってくださいね。いつもてんごくからおうえんしています。いつまでもおげんきで。
あなたのねねより。

てがみがとどいたそのひ、げこうちゅうのなかのくんのまえにかわいいこねこがあらわれました。そのこねこは、えんそくのひにしんだねねちゃんにそっくりでした。
「おまえかわいいな。ねねちゃんにそっくりだな。これからぼくのうちにきていっしょにくらそうか」
 なかのくんがそういうと、ねねちゃんにそっくりなこねこは、にゃあとへんじをしてしっぽをふりながらなかのくんのあとについてきました。

             おしまい

作品名:てんこうせい 作家名:マナーモード