夢いろパレット
美術の時間、画用紙に絵の具で色を塗るときがありました。
順調に進んでいたのですが、途中で水が紙についてしまい、その時は大丈夫だろうという気持ちでいたのですが、次の授業になってみると、ついたところが少ししわしわになっていました。
結局ぎりぎりで完成できたのですが、今思い返してみるとあの時は大変でした。
私はあまり後ろ向きなことを言わない人だったので、どうってことなかったのですが、心のどこかで『あの時間違って水をたらさなければよかったのに』という自分がいたんじゃないかと思います。
でも、その間違いが間違いでした。
もし、水を間違ってつけていなかったら、もっと早くにできていたのかもしれません。
未来は真っ白です。
誰かが決めたわけでも、決められているわけでもありません。
夢も絵の紙も一緒です。水を垂らせばそこに何かが生まれていきます。
ですから、ほんの少しの意識や行動で変わり、そこに希望が生まれます。
私も、少しずつ色を加えて準備していきたいと思っています。