真夜中2
ボクの顎は今まさにギャグ漫画のように外れてしまっていたかもしれない。
嫌、そのくらいの衝撃だった。
制服が確かに私立学校のものらしいのはわかる。
どことなく野暮ったい感じがしない。
少なくとも自分が過去に通っていた学校の制服よりおしゃれなくらいだった。
「とりあえず……今晩はここにいてくれ。少し時間が欲しい」
そう言うとゆのはコクリと頷く。
「そろそろ体が限界みたいです。わたしはこれで消えます。真夜のことお願いします」
そう言い残すとふっと意識が途切れたらしくテーブルの上に倒れこみ、ボクは台所から早速向かいベッドに休ませた。
とりあえずボクは真夜を抱えてベッドまで連れていき寝かせることにし、それから客用の布団を取り出してきた。
ソファベッドにしていてよかったとぽつりと思いながら寝る用意をした。
寝室にしている部屋に仕事道具はあったけどあえて手を付ける気にもなれずそして寝ることにした。
もういっぱいいっぱい過ぎて何も手が付けれらなかったのが正しかったのかもしれない。