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愛り

立ち止まったら冷めてしまうから
二人はまだまだ走り続ける

一人の時は平らだった道が
今では急斜面の上りや下り
そんな道を一つの大きな石を二人で背負って走る
支え合いながらゆっくりとゆっくりと
時にはぶつかる時もあるけど
離れないように近付きすぎないように
行こう

大きな石を降ろすとき
二人は新しい二人になって
誰かの背中を押してあげるんだ
走り去っていく二つの背中
あの頃の二人のように

もう冷めることはなくなったけど
やっぱり支え合いながら走ろう
ほら
ゴールは近い