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白いカラス

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世の中には面白いもの珍しいものは一杯ある。
また常識と言われている非常識も存在するので白いカラスもいるそうだ。
なんでもハシブトからすの突然変異らしいが白いカラスが島根県で話題になったいるという。
専門家に言わすと珍しいことではなく、時々見られるらしい。
「カラスも白ければ可愛いだろうかね」と以前散歩中に嫁さんと話したことがあるが
見た人は綺麗だそうだが、写真を見ると黒いのを見慣れているせいか、そう可愛いとも思えなかった。

白黒庭のカラスが仲良く留まっている写真など見ると

黒「お前鳩か!?」

白「違うわ!おれはカラスや」

黒「あほ、白いカラスなんかおるか!!」

白「おまえもっと勉強せい!鳩は引退したわ」

黒「なんやそれ?!」

白「お前に一つ教えてやるわ・・・これを時代の先どりっていうんじゃ」

などという会話が聞こえてきそうである。

カラスは突然変異が好きなのか、得意技かは知らないが昔には足が三本のカラスもいて神のお使いらしく人々から敬われている。それは日本サッカー協会のシンボルにもなっているからカラスもまんざらではないらしい。 手が多くてもサッカーでは役に立たないが足が多いとドリブルに有利なのだろうか!?
この白カラス、島根らしく因幡の白ウサギ、とともに神様のお供かお使いで来たのだろうか?
もしかしたらこの混沌とした政治に決着をつけなさいというお告げなのか?
いえいえ・・・不景気なので新商品をだしなさいという啓示だろうか!?
それなら『白いカラスと腹黒い狸』などというインスタント麺はどうなんだろう??
麺は気味が悪く、食べる気がしなければ観光地用に饅頭やチョコなら売れるかもしれない
白いカラスはホワイトチョコ、腹黒い狸は思いっきりビター!
案外島根の人気商品になりはすまいか?!

このカラスの記事を見て妄想が始まった。
一羽の黒いカラスが電柱に止まる。黒いと書かなくても普通カラスは黒いが。
少しするともう一羽が別の電柱に留まると「カーッ」と啼く
すると何羽かのカラスが田んぼに降りてきて羽を休め、もう一羽が「アー」と啼くと
今度は何羽かの白いカラスがバタバタとその田んぼに降りた。
「今日はえらいカラスがおるなあ」と野良作業の老人は鍬を止め背中を伸ばしたが仕事を続けた。
すると「カーカー」と一羽のカラスが鳴くと白いカラスが一羽舞い降りる
次は電柱の上もう一羽が「アーアー」と啼き黒いカラスが降りてくるというそんな時間が続く
「うるさいカラスやな」と老人はカラスを見るが鳥たちはじっと羽を休めているかのように動かない
 暫くそんなのどかな光景が続いたかと思うとカメラは田んぼの上空にあがり全容が見えると
頭のいいカラスの本因坊選が繰り広げられていて、最後の「カー」で詰んだ。

「参りました・・・・」

黒A一派    「これであの山のみかんはあのグループに取られたカー」

黒A一派手下 「やからあいつでは勝てんって最初からおれ言うたやん・・・カ-」

黒A一派長老 「悔しい!!!次はオセロで勝負しようやんカー」

老人はうるさくなってからすの群れに石を投げるとバタバタバタとその群れは飛び立っていった。



腹黒い狸もハシシタからすもニュースで見飽きた
もう少しましな政治カー・・・でてこないものだろうか。
作品名:白いカラス 作家名:のすひろ