甜茶no駄洒落へようこそ
【美女と野獣】
お屋敷から町に遊びに来る彼の目的は、一目ぼれした彼女に会うため。
やっと見つけた彼女の家をうきうきと訪ねるが、礼儀をあまり心得ない。
「あーそーぼー」といきなりドアを開けるのだ。
「もう、勝手に入って来ないで、ちゃんと呼び鈴鳴らしてよ」
そんな彼女の気を引こうとあれこれプレゼントを考える。
「えっとー、ベルボトムのジーンズ。ベルサイユのばらのコミック本。
べるぜバブは読まないか。ベルメゾンかベルーナの通販カタログ。
ベルギーチョコレート。おっとベルトが切れそうだ。ベルマークじゃ駄目かな。
サーベルなんて物騒だし、サーベルタイガーなんて見たこともない。
ノーベル文学賞は無理だけど、ノーベルの飴は美味しいな。って何が良いだろ?」
結局、ウエディングベールが気に入ったようだ。
「やったぁー」
彼は、彼女とのビジョンとスケジュールができたと喜び、
その後、ウエディングベルをならした。
※ 『ビジョンとスケジュール⇒美女と野獣 & ベルもちらほら』
まあまあかな……。
作品名:甜茶no駄洒落へようこそ 作家名:甜茶