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一番好きなこと

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一番好きなこと




 私が一番好きなことは釣りだ。
 川ではなく、海で釣りをする。

 岸壁では、イワシ、小アジを釣った。
 小アジは一時間で七十匹釣ったことがある。
 コマセ釣りというやつである。
 小さなタコがたくさん釣れたこともある。
 秋の夜は岸壁から投げてアナゴを釣った。
 クロダイは難しいというイメージが強く、チャレンジしたことはなかった。

 船ではシロギスやアジを釣った。たくさん釣れて忙しいところが魅力だった。
 昔はアイナメの大きいのが随分釣れたものだ。四十センチのものが三十匹も釣れて、
クーラーボックスに入りきらなかった。
 五目釣りの船ではカサゴ、メバル、アナゴ、タチウオが釣れた。

 最も好きだったのがボート釣り。シロギス、アイナメ、ギンポウ、カレイ、タコなどが
釣れた。しかし、数は少なかった。それでも、ボート釣りは自由気ままなので好きだった。
錨はコンクリートの重い塊で、それを引き上げるのは大変だったが。だが、それ以外はいつも愉しい気分だった。

 釣りをしているときに、釣れないと様々なことを考える。ありとあらゆることを考える。だから、釣れなかったからといって不満に思うことは少なかった。

                了
作品名:一番好きなこと 作家名:マナーモード