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笹峰霧子
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うたかた
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彼の弟は私の小中学校の同級生で、二年毎の同級会で会っている。すこしだけ弟が彼の匂いを届けてくれるような気がして何となく親近感を感じる。
最近その弟とメル友になり、時々メールが来るようになった。
この間の同級会で、兄さんの写真を持って来なさいよと言ったら苦笑いしながら、兄貴は年をとっているから会わないほうがいい、と言った。
私は彼がどんなに年寄になっていたとしても一目だけでも会いたいと思う。
作品名:
うたかた
作家名:
笹峰霧子