ガール
みんな彼女を求めている。
ずっと、ためらっていた今日の日に
ぼくは今その中に飛び込んだ。
とおいむかしから、すれ違っていた。
ずっと遠くから彼女が呼んでいるにもかかわらず、
気付けずにいた。
そしてついに彼女をみつけ、
君にじっ…と、みつめられた
その瞬間。
心を射抜かれたように、
すべての音が吸い込まれていくように
恋に落ちた。
君のうつくしさは、
ニセモノにはつくれない
「本当」が、やどっている。
その、与えられたしばらくの間に
ぼくは自分の愚かさを知る。
たくさんの中の一部だとしても、
その一瞬だけはだれにもおかされない。
ぼくの永遠の恋人。