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俺に言わせろ!その21

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第21話:アメリカの焦り

 大破綻時代、最短は意外と早いかも知れない。11月25日だ。
イタリアはそれまでに追加予算措置を出来ない場合、デフォルトに落ちる。
その程度でスイス銀行が破綻するとは思えないが、
影響でいくつかの国が破綻するとスイス銀行とて危ない。
まあ、スイス銀行で決済している国がどれだけあるかだな?

 ヨーロッパは、昔から商人と貴族の文化だった。
そして、金の貸し借りには必ず担保を取る事になる。
イタリアは何を担保にしているか分からないが、国債は紙同然だし、
そうなると、国内の自動車メーカーとかの株とか、国が保有する有価証券、
金、美術品などなのだろう?

 破綻すればそれらの全てが銀行に流れる。
その後はもう国を立て直すのも難しい、全て銀行主導の立て直しになるだろう?
さて、そうなるとイタリア国債を持っていた国が困ってしまう。
イタリア国債が紙同然になってしまう。
因みに、スイスはユーロを導入していない。
でも、ユーロ立てで資金をスイス銀行に預けている国の殆どは連鎖倒産の危機を迎える。
この破綻がユーロの終演を呼ぶ事だろう?

 ユーロの破綻は、世界一のFX大国であるアメリカにも強大な影響を与える。
イタリアの破綻が起きれば、当然ユーロが売りになる。
そうなるとその資金はどんどん円に流れ込む、もう止めようのない流れだ。
日銀が50兆円規模の介入したとしても1日持たないだろう?

 そうなると、何が起こるのか?
円高の加速は、1ドル50円を超える事も1週間で起こしてしまう。
これは私の予想だが、1ドル20~30円でこのバブルが弾ける計算だ。
もうTPPなんて言う騒ぎじゃあない。
弾けた瞬間世界大恐慌だ。世界中の有価証券の60%が紙屑と化し、
大破綻時代がやってくる。ただ、日本としては、
円が弾けるまでの短い期間に海外から買い付けられるだけの資源を買っておく事をお奨めする。
特に石油とか石炭とか数年分の燃料を買い付ける事が必要だな?
大破綻時代を乗り切る為の準備だ。石油、石炭、鉄鉱石などの金属資源など、
向こう5年分ぐらいを1ヶ月で買い付けてしまう事、それで支払いを済ませてしまう事。
そうやって経済鎖国して3~5年耐えれば大破綻時代を乗り切る事が出来るだろう?
大破綻時代を乗り切れば、恐らく日本は世界一の経済大国の座を取り戻す事が出来るだろう?
それに、全世界の経済の仕組みだって変わっているはずだ。
もう二度と大破綻を招かない為に、FXやハゲタカファンドを規制し、
国家間の関税を適正化し、ちゃんと国に外貨収入があるようにするだろう?
って言うか、それをやらない事にはもの凄い税金を住民から取らないといけなくなる。
また国内が悪くなる。そう言う事に一番長けているのは日本の経済構造だから、
日本は世界を指導する立場になっていくだろう?

 だから、TPPに加盟する事はないのである。
アメリカに財産を売り渡すか、財産を持って大破綻時代を迎えるか?
この違いは大きい、ユーロが破綻してから円が弾けるまでの間、
どれだけ稼げるかが私達の収入に大きく関係してくる。
財産を担保に先物を買い付けて決済、それを転売する事で更に稼ぐみたいな事は、
その僅かな期間にしかできない事だ。

 自分達の財産を確保し、嵐を乗り切って次の時代に備える事、それが私達に出来る準備だ。
だから財産を売り渡すようなTPPに加盟してはいけない。
財産がなければこの大破綻時代を乗り切る事は出来ない。
大破綻するアメリカに付き合う事はない、TPPを叩き潰し、最低限自分の財産を守る事だ。
その為にはあの売国奴をこの国から排除する必要がある。
売国党は、もうこの国には必要ない。叩き潰しても問題はない。
だからみんなで行動を起こすんだ。

 今、アメリカは焦っている。もう時間がないから、
もしかしたら来週にも日本を相手に訴訟を起こすだろう?
日本から信じられないような賠償金を取ろうとするだろうが、
それとて無駄な足掻きに終わるだろう?
大破綻時代はもう加速度的に進み始めている。
アメリカはそれを少しでも先延ばししつつ、一刻も早く日本人の財産が欲しいのだ。
連中も焦っているのがよく分かる。我々は野田内閣を解散に追い込み、
アメリカの要求や訴訟は全て彼らの責任として突っぱねる。
それが出来ないと、我々も連鎖破綻してしまうんだ。
だからこそ、私の運動に参加して欲しい。

 では今日のお言葉である。

「どんな困難な状況にあっても、解決策は必ずある。 救いのない運命というものはない。
 災難に合わせて、どこか一方の扉を開けて、救いの道を残している」

 ミゲル・デ・セルバンテス・サアベドラ
作品名:俺に言わせろ!その21 作家名:酔仙