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俺に言わせろ!その1

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第1話:TPPについて思う事



 最近何かとTPPという言葉を聞く。
中身はと言うと、TPPに加盟した国同士での関税を廃止しましょうって事。
関税が無いので経済制裁を加えたりとかそう言う事もしないです。
とか言う甘い誘い文句に乗せられて参加する国も多いだろう?
でもそれは、長期的に見てどれだけ政府の首を絞めているのか分かっているのだろうか?

 私はこの場を借りて全世界の政治家に一言もの申す!

「お前ら、政治ってものが分かってないんじゃないのか?」

 この一言に全てを集約させて貰おう。
確かに関税が無くなれば、短期的には物が安くなるだろう?
それに輸出業は儲かるかも知れない(余分な経費や手続きが減る分利益が上がる)。
しかし、輸入物と戦わなければならない国内の農林水産業はどうなる?
大打撃を受けて壊滅するぜ?食糧自給率は限りなくゼロに近くなるだろう?

 それだけじゃあない、大規模小売店には有利だが、小規模な個人経営の商店にはメリットがない。
それどころか大規模店に客を取られてどんどん倒産する事になるだろう?

 そして、その余波は国内の製造業にも段々波及してくる。
まだ自動車関連は良いだろう?でも家電やそれ以外の製造業は安い海外製品に押されて次々と倒産するだろう?
結果国内の失業率は鰻登りに上がっていく、恐らく加盟して最初の1~2年は一時的に景気が上向くだろうが、
有る一点を超えた瞬間、一気に冷え込む事になる。それを分かっているのだろうか?
恐らくTPPに加盟して勝てるのは中国位な物で、アメリカでさえ3年持たずに沈没する。

 更に、関税を無くした事がそれぞれの国民に重税という形でのし掛かって来る
という事が分からないのだろうか?
関税は重要な国の財源の一つだ。それを撤廃すれば、何かで補填しなければならない。
それは何処の国にも言える事で、税収がなければ予算を組む事も敵わない。
だからといって借金を続ければ国は破綻してしまう。
結局、国民から高い税金を取るしかない。
高い失業率に、高い税金、そして何時になっても貰えそうにない年金、
この状態が続けば、まず国民は年金を納める事はしなくなるだろう?
私の計算ではもし年金支給が70才になったら国民の40%が年金を納めるのを辞め、
結果国民年金、厚生年金が破綻するだろう?
と言うか外資系の年金保険に切り替える人達がもう既に相当数居るので、
恐らく10~15年で年金制度は破綻する。その際に政府はどう国民に謝るのだろう?
せめて掛けた金は元本をそっくりそのまま返して欲しい物である。

 恐らくTPPに加盟して一番最初に破綻するのは日本だ。
それは政府の収入の形態にある。日本ではほぼ100%税収しかない。
アメリカでは大企業からの献金が45%ぐらい有る。
つまり、今はTPPを約束させる代わりに政府の直接献金して貰う事で、
政府の収入は一時的に増えるだろう?
しかし、いつまで献金して貰えるのだろうか?
TPPによって台頭してくる中国に押され、3年ぐらい持てば良い所だ。
これが私がアメリカは3年で沈没するだろうと言った理由だ。

 長期的に見て、国の税収を減らすという事のデメリットの方が圧倒的に大きい。
TPPは中国以外の国には有利に働かないだろう?
そして税収を減らしたつけは当然国民に回ってくる。
無い袖は振れないのだから景気は当然悪化し、失業率は上がり、治安はどんどん悪くなる。

それはどの国にも言える事だ。
そう言う事も分からず、ただTPPを推し進めるアメリカ、
そしてアメリカの言うなりにそれを推し進める日本の政治家、
さらにはそう言うデメリットなどの情報を隠蔽するマスゴミ、
このまま行けば腐った政治家と腐った資本家に世界は食い潰される。
経済破綻の先には戦争という悲惨な現実しかないだろうな?

もう一言言わせて貰おう!

「どいつもこいつも腐った奴ばかりだぜ!」
作品名:俺に言わせろ!その1 作家名:酔仙