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山紫水明


肌に突き刺さる冷たい空気
布団の隙間から入ってくるそれは

頭の中をやけにハッキリさせて…

小さく気合を入れて起き上がった


窓を開けると
冬の匂いがして
体をフルリと震わせた

窓の外には
大きな自然が広がっていて
何て綺麗なんだろう…そう思った


山は朝日の中で紫に霞み
水は透き通った水音を響かせながら流れていく


こんな朝を…
後…何回迎えられるだろうか？

こんな清らかな景色を…
後…何回見られるだろうか？