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わんこ後輩×先輩【シリーズ4】

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~先輩サイド~

あのキス事件以来、俺は冬樹を避けている。
理由は簡単。
冬樹を見ると、目が自然と唇にいくし、
目を合わせることが出来ない。
ものすごく恥ずかしいのだ。
でも俺は、アイツが好きだから避け続けていることが辛い。
そして今日、呼び出された。
「話って?」
やっぱり、顔を見れない。今、上げれば真っ赤なのが自分でも分かる。
「なんで避けるの?もしかして、知らないうちに俺なんかした?」
「ち、が・・・」
「しかも、さっきからずっと下向いたままだし。」
「・・・」
「春センパイが俺のことどう思ってるのか分かった。」
冬樹はそういうと屋上から出て行こうとした。
ギュッ
「!?」
俺は冬樹の背中に抱きついた。
「ちがうんだ!」
「なにが?」
「俺、お前のこと好きだし、一緒にいたいって思ってるけど、
あの日以来・・・お前を見ると目が唇にいっちゃうし、俺が俺じゃないみたいで
どうしたらいいのかわかんなくて・・・」
俺、自分が思ってる以上に冬樹が好きだ。
グイ ギュッ
腕を引っ張られ、正面から抱きしめられた。
「やっぱり春さん、可愛すぎ!」
「・・・俺のこと、嫌いになったんじゃ。」
「逆だよ、俺が嫌われたのかと思った。」
「よかった。」
避けてたから嫌われたかと思ってた。
ほっとしてたら、
「でも春さん、」
「ん?」
「キスはなれた方がいいよ。」
「なんで?」
「だって、これからキス以上のことしてくのに、
キスが恥ずかしいと大変だよ?」
キス以上・・・
「バカ!!離せ、変態!」
「春さんだけだよ。でも俺、春さんがいいっていうまで待ってる。」
「冬樹・・・ありがと。」
結局この2人はラブラブのバカップルです。

終わり


10月9日