クライシスザワールド 影なれど月光なりて
晴天の空の下である一行が旅をしていた。
「今日も天気が良いな」
「早く街へ行かないと日が暮れてしまう」
「ああ、そうだな。早いとこ街へ入ろう」
夜になってしまっては魔物たちが彷徨う人々を狩る時間だ。
そうなる前に早く街へと入らねばならない。
「おい!足を止め、戦闘体制に移れ!」
「あいよ」
と周りには夜の前触れのように魔物達が囲み、
犬型の魔物【ウルフ】が4体、目の前に居る。
「俺の前に立ちはだかるとはいい度胸だ」
「叩き潰してやる」
作品名:クライシスザワールド 影なれど月光なりて 作家名:東雲タツキ