僕のとなりの席があいている理由(わけ) 前
ある日、
僕のとなりの席が空いていた。
先生は、「彼女は、治りはするが、重い病気にかかったらしい。」と言っていた。
僕は、良心で
プリントを持って行くことになった。
彼女に会うと、
顔が真っ赤になるほどの
高熱を出していた。
彼女に病名を聞いてみた。
「どうして、今日休んだの?」
『‥‥‥』
「?」
『笑わない?』
「‥‥?、うん」
『こ‥い‥‥‥かなっ//』「ん?」
『‥‥‥』「‥‥‥」
そのあと詳しく聞くと、
学校で好きな人が出来たらしい。
病名:恋煩い
「俺は脈あり?」
『‥‥ごめん、違う‥』
「ですよね~」
すると、彼女が
『ごめんね急にこんな話しちゃって』
と、言い出した。
作品名:僕のとなりの席があいている理由(わけ) 前 作家名:零音 16