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ゆう
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何もない夏でも・・・
INDEX
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風の色が蒼く澄んで
霧のような雨が降る夜更けに
あの日を思い出す
心が痛くなるほどの感情を
言葉にすることもできずに
降りしきる雨を見つめて
唇を噛んでいた
あこがれて
あこがれ続けても
何も言えずにいたわたし
何もない夏でも
秘密めいた夏でも
夏の終わりはいつも淋しい・・・
心揺らすことがあっただけで
わたしは しあわせきぶん
あなたのひとことで
自信をもらえたのだから
作品名:
何もない夏でも・・・
作家名:
ゆう