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廉歌
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だったらどうして微笑みながら
僕の視界に滑り込むのさ。
だったらどうして困った顔して
僕の視界に滑り込むのさ。
だったらどうしてモノ問いたげに
僕の視界に滑り込むのさ。
違う
違う
違う。
控え目に弾む長い髪がいけない。
違う
違う
違う。
誰にも言わずに切った君がいけない。
違う
違う
違う。
目で
追ってなんか いない。
網膜に焼き付いてしまったんだ。
もう、遅いよ。
7/5…2008
ておくれ
作品名:
廉歌
作家名:
くどうらむね