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くどうらむね

novelistID. 41949

壱区公園の橋の上

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もう
美しくはない
ただ
愛おしい。

寡黙な貴方の汗の匂いが
無言で、懸命に
私に囁く。

私は
貴方の囁きを

胸の奥に
しまい込みたくて

何度でも
何度でも
つむじに鼻をもぐらせる。

何度でも
何度でも。

貴方は眠ってしまったけど

かまわないの。
でも、起こさないように

何度でも
何度でも。

私はそっと

何度でも
何度でも。

5/11…2008
におい

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作品名：壱区公園の橋の上　作家名：くどうらむね