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カツ丼が好きだ

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 カツ丼。とんかつと玉子を合わせたカツ丼は子どもや、腹をすかせているスポーツ青年が歓喜するたべものである。もちろん、子どもでもなくスポーツ青年でもない私も好きだ。そこで今回はカツ丼愛を語ろうと思う。
 まず注意して欲しいのは、これはあくまで私の好みなのであてはまらないカツ丼はだめだ、ということではない、私はカツ丼が好きだ、これは変わらない。
 とりあえず玉子はのせるべきだ。カツを玉子でとじることがなかなか重要だと思う。とじる玉子も大事、世の中には目玉焼きをのせるというものもあるらしい。まだ食べたことがないのでなんとも言えないが、とりあえず思ったのはかたそう、である。まあ半熟ではあると思うがやっぱりだしと分離している感じがなんかしっくりこなかった。玉子はできればとき玉子を二度がけするのが良いと思う。カツにかかっている部分はちょっとかたまっていて、上の方は生にちかい、白身が少し色づいているのがいい。
 だしと言えば、お店ではどうかは知らないけれども、家では火にかけているあいだにカツがだしを吸うのが宿命といえる。カツがだしを吸いすぎて衣の色が変わっているものもある。だしにひたひたになったものはなんか違う気がする。例えば、カツがカレーのルーにつかったカツカレーには興ざめするという感覚である。サクッとしてなくてもいい、あんまり濃い味にしないで欲しい。カツにたっぷりと、ソースをかけるのとはまた違う感じなのだ。どちらかと言えばだしはごはんの方にかかっていて欲しい。また米がすすむのだ。
 カツ丼についてここまで考えたことは初めてである。美味いものについてはいろいろな方の意見がある。カツ丼ひとつ挙げても、自分は玉子は目玉焼きしか考えられない、という人もいれば、いや、玉子を乗せること自体が邪道という人もいるだろう。でも大事なのは自分が食べて笑顔になれることであると私は思っている。そう、だから私はとき玉子がカチカチでなく、カツがだしを吸いすぎていないカツ丼が好きだ。
作品名:カツ丼が好きだ 作家名:ぱっち