ドッグダム(DOGDOM)
最終章 王国の復活
ドッグダム城に王国の旗が揚がった。精霊たちが旗の周りを飛び回り、旗がパタパタと翻っている。
ドッグダム城の正門を潜ると石畳が続く。その先に大門があり、城の入り口に賢王の玉座が置かれていた。もちろん鎮座しているのは賢王ミウ。
その横に王妃レナとチャーリー・ジュニア・キングが佇んでいた。
石畳の両脇はソルジャーとビーグル族が花道を作っている。その花道を恥ずかしそうに、いや胸を張って上がってくる一団があった。
先頭はプリンス・ルイスとプリンセス・ラム。そして、ソルジャー・マスターのバドワイザー・オブ・アワジ・イシカワ=通称サン。
フリーマン・アラン。そして、大活躍のハチベェ・・・ハナビ神父。
ダンサーのワイエス・フラワーリング・ジェイピー・アイリス、ア・ペコ・オブ・ジェイピー、ハナ。
タカコとトラジー。
マイクと占い師チャコ。
モモコとココ。そして、ソラ。
ビーグル族からクッキーとべっちゃん。最後に、杖をつきながら、ちゃらんべえ・蘭丸。
全員に賢王ミウ自ら勲章が授けられた。
賢王ミウは一匹一匹を抱きしめながら賛辞を述べ、勲章を胸につけて回った。
城の外が一般の犬達で大騒ぎになっている。衛兵達が必死になって押さえ込んでいた。
全員がバルコニーニ出て、手を振ると、一斉に歓喜の雄叫びが上がった。
「ウオォ〜〜〜ン!・・・・ウオォ〜〜〜ン!」
作品名:ドッグダム(DOGDOM) 作家名:つゆかわはじめ



