小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
つだみつぐ
つだみつぐ
novelistID. 35940
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

ひとつだけやりのこしたこと

INDEX|45ページ/95ページ|

次のページ前のページ
 


さとみ  2009年9月


おかばすの花の下で 想いだしたよ
泣いていた日々のこと
立ち上がれなかったよ 歩けなかったよ
傷ついていないふりをするだけで
精一杯だったよ
でも いま わたしはここにいるよ
大好きな人のところにいるよ

それはずっと前からだったのかしら
涙を流していない時も
こころは泣いていたのかしら
悲しいことにもつらいことにも
慣れなくちゃいけないと
ようやく踏みとどまっていたのかしら

だからあなたに会えた時
信じられないほどたくさんの
涙があふれたのかしら

そうしてささえられながら
長い道のりをわたしは歩いた

かぼちゃの苗にはげまされて
わたしは大胆になろうとしているよ
しあわせになっても
わたしのしあわせに向かって
自分の足で歩いても
いいんだよね


−−−−−−−−−−−−−−−−−−

これもメールで送った。
夏に来た時の彼女の気持ちになって。
ここでは詩の題は「さとみ」と変えたけれど、元はもちろん本名。