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つだみつぐ
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novelistID. 35940
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ひとつだけやりのこしたこと

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その日のうちにわたしたちはマイフレンドになり、自己紹介をした。
わたしは離婚したばかりだった。さとみはいままさに夫に捨てられようとしていた。
最初は遠慮がちだったミニメールはすぐに、ほとんどチャット状態になった。
外部のサイトを使ってメールアドレスを伝え、メールのやりとりは簡単になった。

わたしはさとみの電話番号を尋ねた。

そして深夜にかけた電話口でいきなりさとみは泣き出した。
言っていることがよくわからなかった。わたしは一時間以上、ただ聴き続けた。