ファーストキス
一日が過ぎる度に、生きるのが辛くなる。
一日が過ぎる度に、死が近づくことに喜びを覚える。
そんな毎日。
退屈な日々。
苦痛とも言える生きる道。
近づく人は、僕の少ないお金を「お金は使わないと景気がまわらない」とか意味不明のことを言って近づく人。
だから、距離をとった。
近づく人は、みじめな僕を見下し、自己満足を得る人……
だから、距離をとった。
近づく人は、見世物のようにし、僕をののしる事で自分の存在意義を保とうとする人。
だから、距離をとった。
そうやって人を切っていくうちに独りぼっちになった。
別に一人が、寂しい訳じゃない。
一人の方が、気が楽になれた。
一人ぼっち。
これが、一番怖い事だと思った。
でも、いざなってみるとそうでもない。
誰かが言った。
好きの反対は、無関心。
大人になるにつれ、僕のレックに関して、無関心な人が増えてきた。
たまに、子供に意思をぶつけられるけど……
それは、仕方がない、だって僕は、化け物だから……