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びゅーてぃふるないとめあ
びゅーてぃふるないとめあ
novelistID. 40908
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Beautiful Nightmare

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まるで霧がかかったみたいに、
視界は虚ろに何かを映し出している。


銀色の流れるような髪に、
優しく微笑む顔。


もう少し霧が晴れれば見えるのに。


手を伸ばして、霧を払おうとしても、
霧は一層濃くなくなって、微笑む顔も遠くなる。


あんたは、誰なんだ。

いったい、どこにいるんだ。


何度、問いかけても返事は返ってこない。
霧の向こうで、優しく微笑んでいるだけだった。


やがて、渦を巻くように周りの景色はどこかへと吸い込まれ、
視界を覆うような暗闇が現れる。

さっき見えていた霧も、優しく微笑む顔も、
銀色の流れるような髪も、何もかも見えなくなる。


元々、確かなものは何もなかったはずなのに、
こうなって、自分が独りなんだと気づかされる。


怖い。


目を伏せたその時、世界が再び白い光に包まれる。


夢は、いつもここで終わる。