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紙森けい
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永遠の音楽
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昭和十八年(一九四三年)十月二十一日、明治神宮外苑競技場で学徒出陣の盛大な壮行会が賑々しく挙行された。
雨が降っていた。国のために命を賭すことは名誉だと思われた時代、戦地に行く人間を涙で送ることは許されないが、雨は、子や兄弟や、友や教え子を送る人々の頬を濡らし、涙を隠してくれる。天は時に、粋な計らいをするものだ。
私と容子さんは観客席から『海ゆかば』を斉唱した。競技場内で並ぶ数万の学生の中にいる尚さんに想いを馳せながら。
しかし信乃さんは来なかった。
作品名:
永遠の音楽
作家名:
紙森けい