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伊達梁川
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総会
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こりゃりゃ交番に電話が入った。
「あ、ほいさっさ署だが、そちらの近くのハイナ公園で、不審な人物がいるという通報があった。急行して様子を見てきてほしい」
交番の巡査がハイナ公園に行くと、小さな児童公園なので、その人物はすぐに分かった。
一応危険は無いか様子を見ながら近づくと、何やらぶつぶつつぶやいている。さらに近寄ってみると、認知症を思わせる虚ろな眼差しで巡査を見ている。何度もくり返す言葉は、
「ホウレンソウ……」
だった。
おしまい
作品名:
総会
作家名:
伊達梁川