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君を守る

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三章



「ゴルアァァァァァァァァァァァァァっ!つーばーきーーーー!!!」
その雄叫びで僕はハッと我に返った。
見ると、藤崎を先頭にスケット団の二人と・・・生徒会長!?
「なっなっなっなんでお前たちがここにいる!?生徒会長まで何をなさってるんですか!?」
突然のことに僕は驚き、とにかく疑問をぶつけた。
しかし、藤崎はそんな僕の言葉を聞き入れなかった。
「そんなことはどーでもいいんだよ!
 椿!お前何をした!!」
「だめやで、椿!無理やりは良くない!女には色々心の準備ちゅーもんがあるんや!!」
「かっかっかっ。青春だな、椿!」
「いや、しかし。物事には順序というものがある。まずは手をつなぐことから始めてはどうだろう。」
四人は口々に訳の分からないことを言っている。
「椿!!見損なったぞ!!!ちょっと彼女が出来たからっていい気になってんじゃねーぞ!!
 チュ、チュ、チューとかはだな、不純異性交遊だ!!
 おれは認めねー!!認めねーーーからなーーーー!!!!!」
僕はますます混乱した。
チュー?不純異性交遊?無理やり?手をつなぐ?青春?????
頭が一気に沸騰した。
「なにを言っておるんだ、馬鹿者!勘違いだ!!!とにかくだまれーーーーーーっ!!!!!」


「落ち着きましたか?桜さん。」
僕は桜さんに手を差し伸べた。
桜さんの顔色はあまり良くなかったが、弱々しい笑みを浮かべながら僕の手をつかんでくれた。
「もう大丈夫。なんだか椿君のお友達のおかげで怖いのが吹っ飛んじゃった。」
くすくすと笑いながら桜さんは立ち上がる。
桜さんの周りには、驚いて落としてしまった郵便物が散乱している。
「しかし・・・、なぁ、椿。いったいこれはどういうことだ。
 なんなんだ、これは。」
生徒会長はそう言って、桜さんのそばに落ちていた、郵便物の中から一枚の写真を拾い上げ、僕に差し出した。
不機嫌そうに生徒会長は問いかけてくる。
スケット団の三人はそれを覗き込む。
「なんやこれ。ひっどいなぁ。椿とこの人の写真やんか。
 切り刻まれとる・・・。」
「悪意しか感じられないな。」
二人が感想を述べると、桜さんの表情が曇る。
僕は見ていられなくて、その写真を生徒会長の手から奪い取った。
どう説明していいか、どう言ったら桜さんは傷つかないかを考え、口ごもってしまった。
「説明しろ、椿。俺たちも力になる!」
力強い藤崎のその言葉に、僕は不覚にも目頭が熱くなった。

作品名:君を守る 作家名:nanao