*love & like* story-01
「ひーえーいーくんっ♪」
「おわっ!なんだ夕登かー(´ー`)ノ」
「なんだとはなんだよー(´;ω;`)
俺じゃ不満かよそーかよそーかよぉ…」
「そーじゃねーけど!ただ兄貴かなぁって」
「また兄貴かよー…夕登くんお兄ちゃんに嫉妬しちゃうぞっ♪てへぺろっ(・ω<)≡☆」
「オマッ…それキツいから!!色んな意味でキツいから((((;゜Д゜)))www」
「ちょ…飛鋭よ……。マジな感じで言うのは止めてくれww俺傷付いちゃう(´・ω・`)ショボン」
「てへぺろっ(・ω<)≡☆」
「うぉおおおおおお!!飛鋭のてへぺろネ申!!可愛いぃぃいいぃいぃ!!」
「うるせーよww」
後ろから嬉しそうに抱きついてきた夕登は、俺の親友((夕登的にはそうじゃないらしいが))。俺の兄貴への想いを知ってる唯一の人物。
無論、俺の兄貴への想いは普通ではない。
家族としてでなく、一人の男として好きなのだ。
このことを夕登に話したときはかなり驚いていた((いや、落ち込んでいたというのが正解かもしれない))が、夕登は俺を笑ったりせず、見守ってくれている…らしい。
「ひーえーいー。今日部活ねーし、どっか寄ってく??」
「そーだな、たまにはどっかいこーぜ」
「俺さ、マンガの新刊買いにいきたいんだよねぇ…ひ・え・い・くーん♪」
「わかったよwwわかったからそのキモい呼び方やめろww」
「やだぁ飛鋭くんたらぁ♪照れちゃってぇ♪♪」
「怖い怖い怖いキモいキモいキモい((((((((((;゜Д゜)))」
「オイww 本気で引くなよ(´・ω・`)ww」
「てへぺ………いや、なんでもないww」
「えぇっ!!てへぺろ言うかと待ち構えた俺を返して!!カムバックO☆RE!!」
「テンションたけーなお前ww」
「だってぇ~今日はぁ~飛鋭がぁ~文化祭ためのぉ~可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛いryセーラー服のコスしててぇ~それを写メって待受にした俺gj的なぁ~??てへぺろっ(・ω<)≡☆」
「消せ!!全力で消せ!!俺の目の前でいますぐ消せ!!!www」
「てへぺろってへぺろっ(・ω<)≡☆」
「オーイ夕登くーん?♪俺にもその写メ送れっ♪」
「アアアアアア兄貴っ!!いつのまにっΣ」
「んー…夕登がてへぺろをいいかけたのに止めちゃったぐらいかなぁ(=^ェ^=)
つーか夕登テメェ……俺の可愛い弟を独り占めしやがってこのやろー」
「てへぺろっ(・ω<)≡☆つーか春輝さん今日あの店にはいかないんスか??」
「あー…今日俺もあの人もシフトじゃねーもん」
「……っ」
「んー??どした飛鋭♪??」
「あっあっ春輝さん!!あのマンガ新刊でたらしいっスよー♪俺ら今から買いにいくんスけど春輝さんもどーでスかぁ??」
「おっマジで??俺も買いてー♪でも今日はこのあと用事あんだ。せっかく誘ってくれたのにゴメンな」
「大丈夫っすよー。んじゃっ飛鋭くんは俺に任せてください♪」
「お前に任せるとか不安でしかたねーよwww」
「フハハハハハ(。-∀-)まぁまぁ、、任せてくださいよっ」
「はいはいwwんじゃー俺いくわ!じゃーなっ飛鋭ー♪とそのおまけの夕登ー」
「おまけってなんスかっww」
兄貴のいう【あの人】は、兄貴が想いを寄せる大学生だ。バイト先で知り合い、兄貴の片想いらしいが...。
「……はぁっ…なんとかごまかせたな。飛鋭ー大丈夫か??」
「ん……大丈夫。ただちょっと…」
「ちょっと…??」
「やっぱ俺じゃ無理かなぁってさ…」
「……なぁ飛鋭??」
「ん??」
「お前……そんな苦しい恋愛するぐらいだったらさ…俺に………」
「えっ?なぁにー聞こえないよ??」
「いやっ!やっぱなんでもねーわ!!早く本屋行こーぜぇ♪」
「そーだなぁ、早くいって帰って俺にもよませろー!」
「おうっ!」
作品名:*love & like* story-01 作家名:奏汰((カナタ