ぼくのゆめ
というわけで、次の日からぼくのしゅ行が始まりました。
毎日毎日キャベツの千切りを作っています。
で、来月くらいには、ころもをつけるくらいまではいけそうです。
そして、もっと上手になって、ぼくがもう少し大人になったら、その時は「とんかつ伊勢」にやとってもらって、店のひみつをぬすむつもりなんだぁ。
それまで「とんかつ伊勢」さん、がんばってお店をつづけていてくださいね。
「いたっ!」
あぁ、また指を切っちゃった。
「ほらほら、ちゃんと見て切らないと……」
ママがあわててばんそうこうを出してきて、ぼくの指にぐるりとはってくれた。
まだまだぼくのしゅ行の道は遠いようです。