水世界
涙
透明の涙 それは、人
人の体 心 魂
言葉にならない
悲しみ
幸せ
思い 想い
叫び
人は叫んでる
どこまでも どこまでも 果てない思いに 叫んでいる
ああ、ああ
渦に飲み込まれそうだ
あついんだ くるしいんだ まぶしいんだ
細胞の一つ一つが 人を形作り 呪縛となって
心を閉じ込めた
そして体のすみずみまで心が存在が染みついている
((体に生きる思い))
思いは
人は
広がっていく
拡散して とめどない 溢れてゆく
どこまでも 終わりと永遠に
宇宙の向こう
は
人の瞳
どこまでも 人が にじんでゆく
それが美しければいい…
思いが透明の雫となった
たとえ 涙を流すことがなくても
きっと叫びは 見えない涙となっている
だって、人は涙