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出張こぼれ話

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他の人には何でもない事が、ツボにはまり、笑いが止まらなくなるという事は
ありませんか?
先日弊社の取締役が、急に出張の同行をキャンセルして来ました。

以下、電話にて

取締役「○○君、来週の出張だが、行けなくなったよ。」

私「どうされたんですか?」

取締役「実は、鼻の中に竹の子が生えて、手術しなければならなくなったんだ、
    来週は、竹の子狩りに行ってくるよ。」

まぁ、鼻の中に出来物ができたということなのでしょうが、
普段、まじめで冗談など一切言わないタイプの取締役がまじめな声でこんなこと
を言うものですから、これがツボにはまってしまいました。

(そういえば、この人は「アナゴさん」みたいな顔で、鼻が異常にデカかったなぁ。)

私「クックックック・・・・」

取締役「もしもし、聞こえているかね?」

私「・・ふぁ、はい、き、聞こえています。」

笑いを抑えるのに必死です。

取締役「先方には、急用が出来たと言うことで、延期してもらえんだろうか・・・くれぐれも竹の子狩りの件は内密にして。」

私「わ、か、り、ました〜。おだいじに」

取締役「汚い手で鼻クソをほじったからだろうか・・・」

私「ヒーッ!、ヒ、ヒ、ヒ!」

取締役「おい、君、大丈夫かい?」

私「す、すいません、朝からしゃっくりが止まらなくて。」

もう、ごまかすのに必死です。

笑っちゃいけない場面で、ツボにはまると、地獄の苦しみを味わいます。


作品名:出張こぼれ話 作家名:ohmysky