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出張こぼれ話

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今週水曜日に帰国しました。
さすがに機中泊は辛いですね。帰国後、すぐにラーメン屋に駆け込み、醤油
ラーメンを堪能しました。

さて、27日(日)、私と上司のアナゴさんは、早朝6時からホテルを出発し、
飛行機でニュルンベルクからフランクフルトへと向かうべく、チェックイン。
約1時間程で何事も無くフランクフルトに到着しました。
今度はフランクフルトからコペンハーゲンまでの飛行機に乗り換えです。
チケットに書いてあるゲートに向かうも、ゲートにあるボードには何の記載も
なし。普通ならフライト情報が書いてあるはずなのに・・・

(おかしいな)
そう思って、通路にあるフライトスケジュールボードを見ると、搭乗口が変更に
なっている。
なんのアナウンスもなく、かなり不親切。

それでも、定刻通りにゲートはオープンし、僕とアナゴさんは飛行機に乗り込ん
だのでした。

座ってシートベルトを締め、しばらくすると、黄色い作業服を着た人達が数人
ぞろぞろの飛行機に入り込んで何やらゴゾゴソと行ったり来たりしています。
いつまでたっても、その人達は去らず、飛行機も出発しません。

そして、アナウンスが・・
「みなさん、当機は電気系統の故障の為、離陸できません。飛行機を変更します
ので、降りて下さい。」

そ、そんなばかな。。。。
今まで、飛行機が故障した事は何度も経験あるが、飛べない程の故障で降ろされ
る事は初めてです。

戻ったロビーで、いつ搭乗開始となるかも分からず、途方にくれていると、
アナゴさんが

「OHくん、こんな時は飲むしかないよぉ〜」と
0.5リットル入りの生ビールをガバガバと飲みだしたのです。

「アナゴさん! まだ朝っすよ〜」

「関係ないない、どうせ着くのは夜だよぉ〜」
「ゴクゴク・・・ぷっはぁ!! OHくん、君もどうだい?」

予想に反し、1時間後に搭乗再開、
予想通り、ふらふらになったアナゴさんは上空でさらに酔いが回り、通路側の僕
を何度も立たせてはトイレに駆け込む始末。

コペンハーゲン空港では、ちょうど飛行機の荷物を運ぶ労働者のストライキ中だ
とかで、1時間も待たされた挙句、やっとのことで外に。

出迎えの客先担当者にチボリ公園に連れて行ってもらい、寒いからとホットワイン
をご馳走になりました。
それの美味しかったこと!!

作品名:出張こぼれ話 作家名:ohmysky