分からない。解らない。
どうしても。
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まぶしい。
そう頭に過ぎったほどの、快晴。
土曜日なのにやけに晴れている。
しかも、窓越しにあたる太陽なのにあつい。
うぅん・・・。
そううなりながら、寝返りを打ってみる。
誰もいない。
耳鳴りと、電化製品の音。
足音も聞こえない。
いつも部屋でだらだらしているあいつがいない。
何で?
「nobody is? 」
「Reply, if it is. 」
独り言のようだ。
誰もいない。
作品名:分からない。解らない。 作家名:香泉歌