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アジアへGo!

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出張から帰る時、家の近くのバスの停留所で、嫁が必ず車で待っています。
そこはいつも行く八百屋さんの前です。

たまにはついでに一緒にその八百屋さんで野菜を買って帰ったりもするので、
そこのご主人と女将さん(60歳くらい?)とは顔見知りです。

先日、いつもの様に私の出張の帰りを嫁が車で待っていると、
八百屋の女将さんが嫁にこう言ったそうです。

「あら、またお兄ちゃんのお迎え? 大変ねぇ。」

(はぁ? お兄ちゃん?)

どうやら、その女将さんは私の事を大学生くらいの嫁の息子だとずーっと
思い込んでいた様なのです。

嫁が、

「あれはうちの旦那ですよ」

というと大層びっくりしていたとの事でした。

そんな話を車の中で嫁に教えてもらい、いい気分になりました。

「私、そんなにオバンかしら、あんたと3歳しか違わないのに。」

嫁は私より3歳年上女房ですが、息子と間違われた事に納得がいかないよう
でした。

「まぁ、それは俺が若く見えるからだよ。」
そういって慰めたつもりですが、

「・・・白髪染めてるくせに・・・・とっちゃん坊やが・・」
そう嫁がつぶやいたのを聞き逃しはしませんでした。

ふん! どうせとっちゃん坊やだわい!

それにしても、45歳のおじさんを大学生のお兄ちゃんと間違えるなんて、
どんな目をしてるんでしょう。
今度、たっぷり野菜を買って帰りましょう。(^o^)丿

作品名:アジアへGo! 作家名:ohmysky