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アジアへGo!

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明日は、車で1時間半程内陸へ移動した、江蘇省の張家港という
待ちに行き、お仕事です。

やっぱり、直通便は楽ですねぇ。
成田や、関空の乗り換え便だと、時間が掛かって、本当に疲れます。

12:50分から搭乗が始まりますので、あと10分弱です。
それでは、行ってきま〜す!!

千歳空港の国際線手荷物検査場で、僕の前に並んでいた一人の中国人女性が、
手荷物をX線に通したあと、パスポートとチケットが無いらしくて、
コートやカバンやあちこちを探していました。

僕は、「良くある事」とそのご婦人の後ろでボヘーっと待っていたのですが、
僕の背中をつんつんと突っつく輩がおりました。
何事かと振り返ると、これも中国人と思しきおばちゃん3人組が行け行けと私
を急かすのです。

でも、この場合、荷物が混ざるので、前のご婦人が通らないと、私の荷物や
私自身を通してくれないと言うことは私が承知していたので、
二の足を踏んでおりました。

またもや、つんつんと突っつかれ、振り返ると、おばちゃん3人組はものすごい
形相で、中国語で私にまくし立てるのです。

「あーあ、めんどくせぇなぁ」、

そう思いながら、前のご婦人を通り越して検査場へ。

案の定、検査員から、

「手荷物が混ざるのでしばらくお待ち下さい」と言われました。

「そらみろ。」、

勝ち誇った顔で後のおばちゃん3人組を見ると、
今度はそのおばちゃん達は検査員に食って掛かっていきました。
検査員もタジタジです。

とうとう、検査員は、X線をモニタリングしている係員に
「他のお客さんのを先に通します」と言って、私を通してくれました。

なせばなる、なさねばならぬ何事も。 おばちゃん恐るべし!

X線を通る僕の荷物を待つ間、ふと先に通ったあのパスポートをなくした
ご婦人の手荷物が目に入りました。
おみやげ物の紙袋と、携帯電話、財布とパスポートとチケット。

ん?

パスポートとチケットここにあるやんけ!!

検査員も良く見てあげれば良いものを・・・・・

「ここにありますよ〜。」と教えてあげて、検査場を後にした次第です。

約4時間のフライトを終え、空港を出た僕は、早速タクシーを捕まえました。
日本語、英語が全く通じないおじさんですが、とても親切で、ホテルへの
道すがら、建物を指差しては色々と説明してくれるのですが、全て中国語。
ぜんぜん分かりませんが、うんうんとうなずいておりました。

ホテルの裏通りで下ろされ、おろおろしながらホテルの入り口を探し、
やっとのことでチェックインです。

それから、お客さんと夜のお食事(というか飲み会)へGoです。

・・・・・

帰ってきましたよ、酔っ払ってね・・・・・
お客さんは、お姉ちゃんを買って喜んで帰っていきました。
あーあ、なにが楽しんだろ、心の通じない相手と一夜を共にして・・
僕には出来ません。そんな事・・・・
ああ、神様、罪深き子羊たちを許したまえ・・・撃沈!


作品名:アジアへGo! 作家名:ohmysky