花達の季
花みずき と言う花木
花が盛りと鮮やかな一時が過ぎ 今は葉っぱが繁り始めている
桜も花が一足早く豪華を見せて、葉っぱが繁る頃、夏が近付く
名も知らぬ花たちを目の端に確かめて北の地に思いが飛ぶ
もうクロッカスは開いているだろうか
福寿草は背丈も高く乾いた花びらを天に向けて咲いているだろうか
これから満開を迎える桜にも思いが飛ぶ
主要道路のグリーンベルトには
ハマナスがタップリと植えられた所
紫陽花がタップリと植えられた所
銀杏並木の根元には香り高いラベンダーが・・・
そして夏の盛りにはななかまどの葉はもう赤く、真紅に変る実もたわわ
自生するルピナスの逞しさに驚き
天に届くのではないだろうか、と錯覚をするポプラの木々のざわめきは
時として孤独を増す
貴婦人のようにスラリ立ち姿の美しい白樺はまだ、冬の延長に葉の蕾は
堅く、萌え出る季を待ちわびているのだろうか
北の地では、遠出をしなければ見る事の出来なかった桜並木を満足ゆくまで
下から仰ぎ見
北の地で見ることの出来なかったれんげそうをお腹いっぱい見回して
風も、空気も異なる春を味わって
幸福に感謝が湧く