厨二病的、大人の階段
最近は、
一年たつのが
速く感じる。
それはきっと
歩幅が
大きくなったからだろう。
小さかったあのころは、
歩幅も小さく、
一年も長く感じた。
小さくても
確実な一歩は、
今も、
この体の中に残っている。
だからまた、
一歩踏み出せる。
そして、歩みを停めた刻(とき)
終着点につく。
これまでの道を、
報いるように。
それは決して、良い
「END]
ではないかもしれない。
しかし、人間は
「GOOD END」
を望むことはない。
なぜならそれは、
「END」につくことこそが、
「GOOD END」なのだから・・・
作品名:厨二病的、大人の階段 作家名:零音 16