続・おデブちゃんの肥満外来体験記
前哨戦という名の無駄なあがき
前回N大学病院に通っていたときの資料はすべて残っています。
私はそこからカウンセリングで使った用紙を取り出しました。
○×形式で記録を付けるというやり方です。
たとえば
目標・野菜を三食食べる
○◎×△◎……(一日一個)
というふうに書いていくのです。
「よし、これを付ける! とりあえず一ヶ月!」
そう宣言した私に、本人曰く「まい子さんとは赤の他人」の吉永さん(仮名)
が「頑張ってね。応援してるから」とエールをくださいました。
ありがとう私とは赤の他人の吉永さん!(うるうる)
〜一ヶ月後〜
吉永さん「で、肥満外来にはいつ行くの?」
私「足を痛めちゃったからあと1ヶ月後に(てへ)」
吉永さん「言い訳だね^^成果が上がって無いようだけど、表は付けてるの?」
私「もーばっちり!(誇らしげに×△が並ぶ表を見せる)」
吉永さん「……付けてるだけじゃダメなんだよ?^^;」
私「付けることに意義があると思うんです!」
吉永さん「痩せないと意味がないんですっ」
吉永さんは厳しいお方です(そうか?)
言い争いに負けた私は、すごすごと肥満外来の予約を入れることにしました。
N大学病院の肥満外来の申し込みはネットからしか出来ません。
申し込んですぐにメールが帰ってきました。
診療予約は2ヶ月後なのでした……。
作品名:続・おデブちゃんの肥満外来体験記 作家名:まい子