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訪れた島唯一の雑貨屋では、店主の老人がいつもラジオを聴いている。
南国にそぐわぬ静かな歌を聴いている。

疑問だった。
何故いつもこのｃｈなのだろう？ここを去る間際に彼に尋ねた。
すると彼は言う

「思い出さ、アレが好きだったんだ」

その顔は穏やかで、とても深い愛情が垣間見えた。