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食料も水も弾丸ももうとうに尽きている。
おまけに体も動かない。
それどころかどこまでが自分なのか、感覚すらおかしくなってきた。
地面に仰向けで倒れてるのに空なんか見えもしない。
見えるのはただ白昼夢。
遙か遠い異国の地で愛しい家族の姿が過ぎる。

幻でも嬉しい、最期に会えた。