言葉
あの夏の日のことを君は覚えてる?あの時あなたは別れ際にこう言ったの。”ずっと君の傍にいて君を守るからって。なのにあなたは、何故いま私の傍にいないの?何故あの時のように語り掛けてくれないの?もう一度、あなたの声が聞きたいよ、もう一度あなたのはにかむ姿が見たいよ。どんなに遠くからでもいい、一生懸命耳をすまして待ってるからもう一度言って”愛してる”って。それがたとえ、天国からだとしても絶対に聞き取るから!
『電話』
”もしもし、今そっちに着いた頃かな?こっちは、とても寒いんだけどそっちは寒くない?風邪ひかないでね。遠くに行っても私を、見守っててね。今までたくさんのことをありがとう。”私の声、天国まで届くかな?
『宝物』
どうして君は、私を置いて行ってしまったの?もっとあなたと居たかった、もっとあなたを見ていたかった。でもね、私がんばれる気がするの。だって世界で一番愛してたあなたは私のお腹の中に世界で一番”大切”なものを残して行ってくれたんだもの。
『笑顔』
俺は、お前と出会っていろいろな世界を見た。お前が、あんなに無愛想だった俺を変えてくれたんだ。でも、俺はお前に何も出来てないんだよな。だから、最後くらい笑顔で一緒にいよう。それが、今の俺のできる唯一のこと。
『愛してる』
君は、いつも一人で悩みを抱え込んでしまうよね。重い病気を患ったときも僕に心配をかけまいと、僕に会うときはいつもニコニコしててそれで、僕は君がそんな病気になってるなんて気がつけなくて。気づいたのは君がもう逝っちゃった後だったよ。電話で初めてきいて自分の不甲斐なさに泣くことしか出来なかった。君の最後の姿を看取ることができなかった。最後に一つ君に伝えたかった。”君を、世界で一番愛してる”って。