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桜【詩集2】
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あの日
夕暮れの小道をたどりながら
遠い日を思い出す
思い出したくないあの日
悲しい思い出
あの頃の自分はどうしてあんなに弱かったのだろう
あの頃の自分はどうしてあんなにいじめられていたの?
思い出したくないから思い出せない
心の奥深くに閉じこめた
あの日の私は今も泣いている
心の奥深くに閉じこめられて
出してくれと叫んでいる
幼くて小さな私
どうしていいのか何も分からなかった私
今も切り裂かれたままの心は血の涙を流し続けている
作品名:
桜【詩集2】
作家名:
maki