桜【詩集2】
道
重い……つかめない……
それが何なのか分からない
靄の中を歩くように先が見えない
霧の向こうから呼ぶ声がする
声に導かれて靄の中をゆっくりと進んでいく
見えないけれど自信を持って
がんばって
あなたは自分の足で歩かなくてはならない
見えない道も自分を信じて進まなければならない
信じる先には道が開ける
自らの力で道は開かれる
重くてつかめなかったものも
手に取ることができるようになる
目で見て、手で触れて、確かめることができる
自ら切り開いた道の先には
来し方があり、行き先が見えるだろう