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第四世

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お断り
これは全十章の四番目です。
モチーフとしては夢十夜を取っています。
これ以降、続かない場合もありえます。
まぁ、それでもいいやとい方はどうぞ。


第4世
こんな世界があった。
キは何時も疑問だった。
自分は良い。全ての物語は以前から存在し、役者が舞台を去っても続いているが、その全てを映す事はなく、自分を持って「物語」を始めるのだ。
問題はショウである。その始まった話を受けて、話を膨らませると言うが、正直、要らないだろうという膨らませ方をする輩も多い。特に今回は酷いものだ。そして、何より字数があっていない。テン、ケツを合わせて4番目にすれば良いが、空いた2番目はどうする。とはいえ、テンとケツの合体は決定事項みたいなものだ、字面的にも実体的にも。そんな訳で2番目を探してみた。

どうも、ジョです。この叙を担当することになりました。
起承転結に比べて馴染みが薄いかもしれませんが、起承鋪叙結という五段構成の中で、テンさんをバラして、ホ君と一緒に仕事をしている者です。
キ大先輩にショウ先輩の位置にはお前しかいないと、連れて来られましたが、何故こんなところにいるのか。良くわかってません。ですが、任された以上、全力で取り組みたいと思います。
訓読みでのべると読むこともあり、僕の役割は内心を語ることと物語の整合性を保つことです。本来はすでに起きた出来事を別の視点で語ったりという、語れなかった物事を語る、俗にいうネタバレをするんですが、こういう風に物語の中盤を任されたら・・・どうしましょう?
まっ、まぁ、次は総受けのスペシャリストであるショウ先輩だし、キラーパスを投げても大丈夫でしょう。それじゃぁ、僕って、ぶっちゃけどうなんですかね?
それでは、先輩どうぞ!

ああ、最悪だ。どうも、お馴染み総受けのショウです。
とはいえ、今回は酷い扱いだ。作者は相当なドSと見受けられる。別段Mって訳じゃないんだぞ。皆誤解してるが。懐が深いと言え。
うん?話を戻せって?わかったよ。ジョのことか。
う〜ん、いい奴ではあるんだが、どうにもペチャクチャ喋り過ぎなきらいはあるな。物語は全てを語ることはない。筆者が伝えたいを根幹に持っちゃあいるが、それを登場人物が口にしちまったら、興醒めもいいとこだ。全てが同じ感想を持つこともない、我々言葉は貴方たちを映す鏡だからな。映した方こそ、個性はあるが、基本我々は貴方たちあってのものだ。
っと本筋からズレてる?あ?ジョが本来、自分の立ち位置にいることについて話せだぁ?ホ、お前、こんなとこで紙見せつけるためだけに、今回呼ばれたのか?
うん?尺取りすぎた?簡潔に言え?
まぁ、今回はキの奴が気まぐれで始めたこととはいえ、別にどうも思っちゃいねぇよ。序破急なんかじゃ、真っ先に削られるの俺だし。そもそも、格式ばって書く必要もないだろ。様式に合わせて書くんじゃない、書いたものがたまたま様式になっただけだ。俺が言いたいのはそれだけだ。

テンです。ケツだよ〜。
ここだけ、独白じゃなくていいねぇ。
とはいえ、一纏めというのはある意味、ショウさんより扱い悪いでしょう。
それはテン君だけだよ。私は何時もトリだし。
鳥頭のことですか?
失礼な!伏線を回収し損ねるのは、私じゃなくて筆者だよ!
ああ、そうでしたね。因みに僕の超展開も、基本悪いのは筆者です。
なにげに、君、せこいよね。
いえいえ、ご都合主義を持ち出せる先輩には敵いません。
うん、君、後で屋上。とはいえ、どうなの?ショウ君が言ってた見たいに、別に格式張る必要ないでしょ。私はキ君とは長い付き合いだし、乗ってあげてるけど、テン君はそうじゃないでしょ?
そうですね。僕も存外に扱い悪いですしねぇ、誰得シリアスとか言われて、醒めたとか酷いこと言われたり、盛り上りに欠けるとか、何時もバッシングばっかですしねぇ。ヒネタ性格になるってもんです。
それは元々でしょうが。まぁ実際、君引き立て役だしねぇ。私の。
ああ、ケツ先輩はキ先輩と一生いちゃこりゃしてりゃいいんですよ。僕はもう帰ります。萎えました。
あっ、こら、テン君〜……わぁお、本当に帰ったよ。流石は波風、引き際が鮮やかだねぇ。それじゃあ、びしっと私も決めようかな。
今まで、こんな下らない文章を読んでくれてありがとう。
私たちの物語はこれで御終い。それこそ、ページの先に載らない事ばかりが之からも続いていくでしょうが、貴方たちとはここでお別れ。
この物語は完成し、そこで死ぬ。
貴方たちが、また新しい物語と出会って、いつか、物語として死ぬことを切に願って。私は筆を置きましょう。
さよなら。そして、ありがとう。
BY、キ、ジョ、ショウ、テンケツ
作品名:第四世 作家名:奧川 旭