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のび太のBIOHAZARD『THE NIGHTMARE』

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AREA3『散弾銃』


ガラガラガラ。のび太とスネ夫はドアを開けた。スネ夫は喋りだす。
「ぱっと見たところゾンビは見当たらないけど、気をつけろよのび太。」
「解ってるよ。」
と言うと、2人は書類などがある棚を調べた。スネ夫が話し出す。
「よしっ、僕は左半分を調べるからのび太は右半分を調べてくれ」
「よしっ、じゃあ早く調べよう。」
と言って2人は棚を調べた。しかし3分の2ぐらい調べ終わったところで異変は起きた。
「ああ〜〜〜〜。」
「!!!!!!!!!!」
スネ夫とのび太は驚いた。部屋の両端に1体ずつ、机の向こう側に1体、計3体のゾンビが現れた。スネ夫が喋り出す。
「くっ、やっぱりここにも居たか。のび太、2人で迎撃するぞ。」
「ああ、わかっている。僕だって戦うぞ!」
そう言うと、のび太が片方のゾンビに向かって発砲した。見事に頭に命中し、ゾンビは倒れた。スネ夫がそれを見ていていった。
「おお、流石だなのび太。こっちも片付けるか。」
と言うなりスネ夫はゾンビに向かって猟銃を撃った。散弾銃の為、ゾンビは壁まで吹っ飛び、倒れた。
「よし、後1体だな。」
とスネ夫が言うと、ゾンビが行動を起こした。ドンッ!
「うわっ!!」
ドガッ!ドサドサドサ!ゾンビが机をのび太に向かって飛ばし、その所為でのび太が机にぶつかり、棚に激突した。棚の書類はのび太が激突すると、いっせいに落ちた。スネ夫が猟銃をゾンビに向ける。
「コノォ!」
スネ夫はゾンビに向かってすばやく撃った。ゾンビは頭が吹っ飛び、行動を停止した。ゾンビを始末したことを確認すると、スネ夫はのび太に話し掛けた。
「おい、大丈夫かのび太。」
「ああ、なんとか大丈夫だ。ん、これは何だ?」
と、のび太が言うとのび太の手には1枚の紙があった。それをスネ夫が見て言った。
「ん、これ・・・6358?何かの暗証番号かな?」
「・・・・・4桁の暗証番号、何処かで・・・・・・・・・・・・・・あっ!!」
「どうしたのび太。」
「そういえば校長室に4桁の暗証番号でロックされている金庫があったんだよ。」
「じゃあこの番号試してみようぜ。」
と言うとスネ夫とのび太は校長室へ向かった。のび太が金庫の前に座り込み言い出す。
「えっと、番号は・・・・6・・・・3・・・・5・・・・8。どうだ!」
すると、金庫の戸が開いた。するとスネ夫が喋る。
「おっ中身は何だ?」
中に入っていたのはショットガンらしい銃火器だった。のび太がそれをみると、喋った。
「これは、『レミントンM870』だな。」
「『レミントンM870』?何だいそれ?」
「所謂(いわゆる)散弾銃だよ。」
「へぇ、そうなんだ。僕は、猟銃を持っているからのび太が持って行けよ。」
「ああ、解った。正直ハンドガンだけでは心許(こころもと)ないからな。これは結構な戦力増強になるな。」
「よしっ、ここら辺の探索も終わったし一度保健室に戻るか。」
と、一通りの会話を終えると、2人は保健室に入った。保健室に入ると、聖奈が話し掛けた。
「2人共どうしたんですか。」
「探索が一段落終わったんでちょっと休憩に来たんだ。」
「はい、お疲れ様です。」
「ああそれと聖奈さん。さっきの更衣室の鍵を渡しておくよ。そこは聖奈さんが探索してくれ。」
と言って、のび太はポケットから更衣室の鍵を取り出して聖奈に渡した。
「はい、探索しておきます。」
そして、十数分経つと、スネ夫が喋った。
「それじゃあ休憩も済ませたし、探索を再開するか。僕と聖奈さんは南舎1階東側の図書室と資料室を探索する。のび太は南舎1階西側の調理人室や家庭科室、北舎1階の方も探索してくれ。」
「ああ、解った。」
のび太が応答すると、聖奈が喋った。
「すみませんのび太さん。人数が足りないばっかりに1人で探索させてもらって。」
「え、そんなことないですよ。」
「だけど1人だと危険が・・・。」
「大丈夫!僕はこう見えても射撃の腕前は凄いんだから。僕の狙った標的には必ず弾丸が当たるからね。」
「それは凄いですね。じゃあ・・・すみませんが1人での探索お願いします。」
「うん!そっちも気をつけてね。」
「はい。ではそろそろここら辺で。」
と言うと、聖奈とスネ夫は南舎1階の東側へ向かった。
「さあ。僕も西側の方を探索するか。」
と言うとのび太は西側にある家庭科室に向かった。しかし鍵がかかっていた。
「鍵がかかっているか。仕方ない、調理人室の方を探索するか。」
と言い、のび太は調理人室の重々しい扉を開けた。
ガタン!
扉は音を鳴らし、のび太は奥へ入った。そうすると、のび太が喋った。
「うっ、これは調理人のおばさんだ。歪んだ顔付きになっている!一体何があったんだ。」
と言うとのび太は、多少驚きながらも、奥の調理人控室へ向かった。
「よし、ここの棚も調べるか。」
と言うとのび太は調べ始めた。数分後、のび太は調べ終わって喋った。
「見つかったのはこの『給食の残飯の処理について』か。大した進展にはならなかったな。調理人室の奥の方も調べておくか。」
と言うとのび太は、ガスコンロなどがある所に行った。そしてのび太は調べだした。
「この穴はダストシュートかな?漫画でこの穴を通って脱出したというのを見たけど、流石に小さすぎて入れないな。次は、このガスコンロだな。……ん、火がつかないな。ライターか何かで火を燃え移らせないといけないか。」
とのび太が言った瞬間、天井が外れた。
ガタン!
「何だ!」
のび太は天井が外れて空いた穴を見ていた。すると、六本足の虫みたいな異形の生物が現れた。
「な、何だあれは!!」
奇妙な生物は天井から降りると、のび太に向かって掴み掛かってきた。
「うわっ!」
のび太は驚いたが、すかさずショットガンを撃った。怪物はそのまま吹っ飛び、壁に激突した。
「GISYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!」
叫び声をあげて怪物は倒れた。のび太は息を切らしていた。
「はぁはぁ、何なんだこいつは。一見したところ虫みたいに見えるけど。」
のび太はしばらく固まっていたが、落ち着くとショットガンをしまい、調理人室から出た。
「ふぅ、とりあえず調理人室の探索は終わった。次は北舎の方を探索しよう。何かわからないけど嫌な予感がする。早く行こう。」
と言うとのび太は北舎へ行く為の渡り廊下に向かって進んだ。