小説が読める！投稿できる！小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ！

ガチャ
部屋のドアが開かれる。
そこには、見覚えのない男が立っていた。その男の印象は優男。
だが、その優男からは、魔力が感じられない。…つまり、宇宙人。
「お、起きたね。えっと、何くん？」
その優男…宇宙人はセイジに話しかけてきた。
「…あなた、宇宙人ですか…？」
相手が答えるかどうかは分からないが、聞かずにはいられなかった。
「あ、うん。君からすればね。僕からすれば君が宇宙人だけど」
宇宙人。
たくさん聞きたい事がある。
…まず、コウキをどこへやったのか。
そして、なぜ侵略しにきたのか。
連れ去った大人をどこへ連れて行ったのか。
あげだすときりがない。
「あ、僕に対しての質問はあとで。そこで寝てる君達のリーダーが起きたら話し合うつもりだから、そのときに」
そう言って、優男は部屋から出て行った。
話し合い…。そうなるとしたら、シンヤやナオもいた方がいいが…。
あの2人を連れてくるわけにもいかない。あの2人は非戦闘員だ。
考え込む。
あの2人だけではなく、全員で参加した方がいい。
が、全員で来たところを捕らえられたり、殺されたりしたら？
…。