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阿良々木暦
阿良々木暦
novelistID. 34822
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俺と妹の波乱な日常-5-

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「そ、そんなことないよ!何を言ってるのお兄ちゃん!!」
いや、お前の目線が未だに俺の下半身にいってるんだけど・・・そこで里穂が口を開いた。
「ところで、買いに―――」
そこで、俺は里穂の言葉をさえぎるように大声で言ったね。
「ピザを取ろう!!!!」
里穂は不服そうな顔をしたが、礼奈は大いに同意した。
「そ、そうだよ!今日はもう遅いしピザにしよう!里穂ちゃんには、また今度腕をふるってもらおうよ!」
礼奈よ、里穂に腕をふるってもらう機会は絶対にないと思うぞ。というか、俺がさせない。またどんな珍料理を作るか分からない。


しばらくして、ピザが来た。そういえば、礼奈が初めて家に来た頃もピザをとったな。あれからもう何日が経ったのか・・・俺はふと感慨深い気持ちになった。ピザを食べ終わった後テレビを見ていると、里穂が近づいてきて言った。
「明日から私も中学へ通うのだが・・・」
いまさら、何を言っているんだと思った。里穂は続ける。
「ちょっと、二階に来てはくれないだろうか。話がある」
そう言って里穂は二階に言ってしまった。俺は不思議に思いつつ二階へ行った。すると、里穂が俺の部屋の前で待っていた。
「この写真に見覚えは無いか」
そう言って俺に写真を見せてきた。その写真には、5、6歳くらいで金髪の中性的な顔立ちの子供と
「えっ、俺?」
俺が写っていた。俺が里穂の方を見ると静かにうなずいた。そして、言った。
「金髪の子には見覚えはないか」
何かを期待するような顔で俺を見る里穂。金髪の子の知り合いはいないはずだが。いや、もしかして
「お前か・・・」
俺は、思った疑問を言った。里穂が
「そうだ」
と短く答えた。俺は
「なんで、里穂と俺が」
と、聞いた。なんとそのあとに里穂の口から放たれたのは、とんでもない言葉だった。