「初体験・選択編」 第三話
昭和46年も暮れようとしていた。スーパー最大手のダイエーは年末年始の営業を元日のみを休みとしていた。世間の常識である一日から三日までの休みを返上していたのだ。行くところがなく暇をしていた若い人達には買い物をする絶好の場所となっていた。雄介も二日からミドーを開店させて朝から押し寄せる客の応対に追われていた。お年玉で買える人気商品の一つにレコードはなっていた。それに安いギターもそうだった。
5日の水曜日が来て小枝子と雄介は初詣を兼ねて商売の神様伏見稲荷へ出かけることになった。
自宅のある守口市駅のホームで小枝子の来るのを雄介は待っていた。区間急行が一番ホームに到着して約束していた先頭車両から小枝子は降りてきた。
着物を着ていた。
5日の水曜日が来て小枝子と雄介は初詣を兼ねて商売の神様伏見稲荷へ出かけることになった。
自宅のある守口市駅のホームで小枝子の来るのを雄介は待っていた。区間急行が一番ホームに到着して約束していた先頭車両から小枝子は降りてきた。
着物を着ていた。
作品名:「初体験・選択編」 第三話 作家名:てっしゅう